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浄土寺薬師堂

重要文化財

重要文化財

薬師堂(やくしどう)は重源上人(ちょうげんしょうにん)が1200年に完成させました。その後、焼失してしまい、現在の建物は約500年前に再建されたものです。

かつては、東大寺南大門と同じ大仏様(だいぶつよう)という建築様式でしたが、現在の窓は、唐様(からよう)とよばれる様式であったり、再建の時に、複数の建築様式が混在しています。

日本には、現世とあの世を隔てる境目に川が流れているという通説があります。

浄土堂(じょうどどう)は、来世を、薬師堂は、現世を表し、二つのお堂の間にある道は、その川を表現していると言われています。

薬師堂は、そのお寺で信仰の対象として大切にしている仏様を安置している本堂です。

薬師堂には、名前の由来にもなっている薬師如来像(やくしにょらいぞう)が安置されています。

薬師如来(やくしにょらい)とは、医療と健康の守護をし、人々を病気や飢えの苦しみから救ってくださる仏様です。

薬師如来の左右には日光菩薩(にっこうぼさつ)、月光菩薩(がっこうぼさつ)がいます。

薬師堂に安置されているこれらの像は、非公開とされているため、この世にそのお姿を拝した者はおりません。外よりお手を合せてご参拝ください。